現在の支所配置は、小学校区を単位として昭和30年代から40年代に建設され老朽化も進み、深刻な状況にあり、早急に建替えを必要としている支所もあります。また極めて小さな事業エリア(管轄地域)で活動を行い、高コスト化の事業体質となっており効率性が必要とされています。
JA邑楽館林は、支所再編事業を健全経営へ向けた重要なチャンスととらえ、組合員をはじめ地域利用者へ「質の高いサービス」を提供し、感動を与え、喜ばれる店舗づくりを実践するため取り組んでいきます。
組合員・利用者・地域の方へ向けて
魅力ある店舗づくり、人づくりを展開します。
支所再編に関するキーワード
- 最高な「おもてなし」で、最高のサービス
- 組合員・利用者のもとへ、出向くサービス
- 組合員・利用者の交流の場となる場所づくり
- 利便性向上による認知度・利用度のアップ
- バリアフリーやフリースペースを設けた快適な店舗
- 誰もが今まで以上に利用しやすく、入りやすい店構え
- 来店客数の少なさを改善し、活気ある支所へ
- 組合員・利用者を減らさず、新規利用者を増やす
- 適正な職員数による、スピーディーな事務処理
- 支所再編による事業コスト削減、事業管理費の圧縮
- 職員のレベルアップと組合員・利用者へのサービス力アップ
- 職員の専門性と相談力の向上
- 職員の職場環境改善
1.笑顔と笑顔 信頼
「1人もお客様を失わない」ために、組合員・地域のみなさまとの関係性を重視し、組合員・利用者への訪問・拝聴活動や出向く渉外体制を展開します。
2.時代を先取りする新たな取り組み チャレンジ
地域の一員として認められるシンボル的な建物で、気軽に入店できる店構えや落ち着いて相談できる店舗スペースへ配慮した支所を建設いたします。安心して相談できる担当職員を育成配置し、組合員・家族、地域の方の利用度を高める取り組みを展開します。
3.「感動+喜びのサービス」 サービス
多くの感謝と笑顔をいただける職員・職場となるために、組合員・利用者にマッチしたサービスメニュー提供、オリジナル商品の開発、競争力あるサービスに取り組みます。
4.地域ナンバーワンをめざした 健全な事業経営
フロントラインの重点化で現場力を発揮し、組合員・利用者の満足度の向上をめざします。また、ローコストと収益性に配慮した事業活動を展開します。
5.スキルアップ 資質向上
役職員が共に学習する組織となり、各職場の能力発揮のための研修や組織の改革に取り組み、自ら考え、行動し、チームで仕事する組織となります。また、地域に根ざした社会貢献活動に積極的に参加します。
~再編整備はH27年度から2期6年をかけて~
館林市北部
- 現「郷谷支所」「大島支所」「渡瀬支所」の3支所を再編統合。新たな場所に新店舗の建設。
- 米麦や野菜、畜産など農業生産が盛んな地域特性を持つ。組合員数・事業量の伸長をめざす。
館林市南西部
- 現「六郷支所」「三野谷支所」「分福町支所」の3支所を再編統合。新たな場所に新店舗の建設を予定。
- 市街化が進む地域特性があり、准組合員数は最も多くマーケットの規模は大きい。
館林市北西部
- 「多々良支所」の現在地に、新店舗建設を予定。
- 米麦や畜産などの生産が盛ん。JAの特性を最大に発揮できる多機能型店舗をめざす。
館林市南東部
- 現「赤羽支所」を含む新店舗として、直売所「ぽんぽこ」近接地域に建設検討。
- 野菜の生産が多い地域特性。「ぽんぽこ」の集客力を活かし、利用者との関係性を広め、高める。
館林市中央部
- 現「大手町支所」はローンセンターと共に現在地に存続するが、現管轄エリアの拡大を積極的に図っていく。館林市中心部への事業展開をめざす。
板倉町
- 現「板倉北支所」「板倉東支所」「板倉南支所」「板倉西支所」の4支所を再編統合。
- 農業生産が最も盛ん。正組合員数の比率が最も高い。農業の振興と農家所得の拡大をめざしたJAの事業拠点型店舗。
明和町
- 現「千江田支所」「梅島支所」「佐貫支所」の3支所を再編統合。
- 花き、果樹の生産もあり、組合員の利用度が高く、組織のまとまりと利用度の高さを更に伸ばす。
千代田町
- 現「富永支所」「永楽支所」の2支所が再編統合。新たな場所に店舗建設を予定。
- 正組合員が多く、米麦の生産が盛んな地域。立地条件を活かした多機能型店舗を構想。
大泉町
- 現「大泉支所」は現在地に存続。店舗機能の整備に取り組む。厳しい競争環境に対応して、組織と事業の拡大を図る。
邑楽町
- 現「長柄支所」「中野支所」「高島支所」の3支所を再編統合。新たな場所への新築を予定。
- 米麦、畜産など、生産力が高く、事業規模やマーケットも大きい。組合員も多く一層の事業拡大をめざす。
※用地取得等の状況により、建設時期や着工が遅れることもあります。
- ゾーニング
- 新店舗の建設において、組合員数・貯金や貸出金残高・長期共済保有高・購買品供給高などや人流・車流などの生活行動範囲から、一定のエリアを区分し推定すること。
- バリアフリー
- 誰もが店舗を利用しやすいよう障害を取り除くこと。JAにおいては、高齢者や障害者だけでなく妊婦やベビーカーを押した方が来店される際、店舗玄関前の段差にスロープや手すりなどを付け、利用に障害となる物理的な障壁を取り除くこと。
- スキルアップ
- スキルとは、主として職員が業務上で必要な技能や技術を身に付けること。スキルアップとは、技能や技術を磨き個々のレベルを高めること。
- エリア
- 一般にはある一定の地域を指すが、この再編・整備の展開方向(案)ではゾーニングを構成する地域・範囲のこと。
- シンボル
- 地域の象徴的となる建物や構造物のこと。(歴史的・文化的建物や構造物を含む)
- フリースペース
- 使用目的を限定しない多目的に利用できる「場」のこと。JAの新しい店舗では、組合員・利用者の交流や展示など多種多様に利活用できる空間。
- 再編整備
- 新たに支所を編成することにより、組合員・利用者にとって快適性・利便性を高め、より優れた事業機能とサービスによる店づくりを進めていくこと。
- フロントライン
- 組合員・利用者と常に接点をもつ最前線の職員のこと。各支所では、窓口業務や渉外業務に携わる職員が代表的。
- ローコスト
- 事業活動において、費用や経費を可能な限り少なくする事業経営のこと。
- 現場力
- 現場力とは、組合員・利用者と接点をもち事業活動によって価値を生み出す最前線の事業体。JAにおいては、各支所・事業所・直売所・給油所などがこれにあたる。
- 労働力人口
- 15歳以上、65歳未満の働く能力をもつ人の総称。
- シェア
- その地域において、JAなど特定の事業主体が占める割合のこと。
- 事業拠点型店舗
- JAが行う基本的な事業機能および営農施設等を一か所地域にまとめ、組合員農家の利便性を図る店舗・施設のこと。
- 多機能型店舗
- JAが行う基本的な事業機能に加えて、組合員や地域の皆さんに利用してもらう機能を付加した店舗・施設のこと。