



本日ここに「邑楽館林農業協同組合令和2年度通常総代会」の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
平成から令和へ元号が替わり新しい時代を迎えました。令和には、人々が美しく心を寄せ合う意味も込められているということです。当農協では、幅広い世代の組合員のみなさまにご来店いただける店舗づくりを進めておりましたが、令和元年度も着手していた経済事業店舗と支所の再編を前進させることができました。
経済事業拠点としては、「あぐり西邑楽」と「あぐり板倉」へ西邑楽、板倉地区の経済事業がそれぞれ集約されました。また、支所再編では令和2年11月のオープンに向けた「邑楽支所」の建設着手に続き、千代田町内支所を統合する「千代田支所」建設に向けた協議が始まりました。
一方で、令和元年度は大きな自然災害に見舞われた年になりました。当農協管内でも、台風19号の記録的な豪雨により避難勧告指示が発令され、農作物等の被害が発生しました。こうした状況の中で、組合員のみなさまの農協事業へのご理解・ご協力により、令和元年度の当農協全体の事業実績は、税引前当期利益3億7千万円となりました。本年度も利用高配当の実施を総代会に提案させていただきました。
さて、第三次経営刷新3か年計画の一年目であった令和元年度は、農協自己改革の柱である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の実現に引き続き取り組みました。
農業者所得増大のために、米の作況指数は97の中29万9千俵の集荷を行い、当農協が独自に開拓した販売先との取引強化に努め、農家支払い単価の向上に取り組みました。
農産物直売所「ぽんぽこ」「ふれあい食彩館」は、県内外から多くのみなさまにご利用いただきました。野菜全般にわたり安値傾向の販売になりましたが、年間販売額は両店舗合わせ5年連続して10億円を超え、出荷者の所得向上に大いに貢献しました。
農業生産向上のために、ドローンやAI等の技術を活用した水田水位センサー・自動給水装置の試験、ロボットトラクター実演会など「スマート農業」への普及活動を実施しました。また、低コスト・省力化をめざした新タイプ資材の提案活動を展開し、一発型肥料・大型規格農薬などを安価で提供できるよう努めました。
地域貢献としては、台風19号で利根川の水位が上がる中、板倉北支所、板倉西支所を浸水災害に備えた避難場所として役立てることができました。引き続き管内のみなさまに、万が一の時に頼りになる農協を目指してまいります。
本年度は、第三次経営刷新3か年計画二年目の年であります。組合員のみなさまとの対話を重視しながら私たち役職員は一丸となって、地域に必要とされる「総合農協」であり続けるために、自己改革の実践をさらに進めてまいります。
結びに、組合員のみなさまに、より一層の農協事業へのご理解とご協力をお願いするとともに、ご健勝とご多幸を祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
令和2年5月28日 邑楽館林農業協同組合 代表理事組合長 江森 富夫
信用事業

信用事業は、貯金、融資、為替などの金融サービスの提供を行っています。
信用事業における一層の「便利」と「安心」をお届けするため、JA・信連・農林中金が結集し、グループ全体のネットワークと総合力を生かし、「JAバンク」というひとつの金融機関として大きな力を発揮しています。
共済事業

JA共済は、「一人は万人のために、万人は一人のために」という相互扶助の精神に基づき、JA共済事業を行っています。
共済事業は、万一の病気や事故、災害等に備えて、組合員が協同して総合保障をはかり、生活の安定を目指そうとするものです。本来、組合員である農家への保障を目的とした共済ですが、現在では、どなたでもご加入することができ、ご利用しやすい仕組みと種類をご用意いたしております。
購買事業

購買事業は、肥料や農薬など農業生産に必要な資材と生活に必要な物資を共同購入し、それを組合員に供給する事業です。
購買事業の取扱い品目は多種にわたり、特に、生活関係の取扱いでは、プロパンガスや灯油などの燃料関係から食料品、衣料品の供給、葬祭業務なども取り扱っています。
販売事業

販売事業の目的は、組合員の生産した農畜産物などを共同で販売することで、より高い収入が得られるようにしていくことです。
さらに、JAの販売事業は、消費者のみなさんのニーズに応じた新鮮で安全な農畜産物を安定的に供給できるよう生産・販売体制の強化に取り組んでいます。また、地元でとれた農畜産物を地域のみなさんに提供するため直売などの事業についても積極的に取り組んでいます。
指導事業

指導事業は、営農指導事業と生活指導事業に大別されます。これらは、組合員の営農や生活活動がより効果的に行われることを目的に行っています。直接収益を生み出すという事業ではありませんが、販売・購買・信用・共済などの事業のカナメとして取り組んでいます。
開発・資産管理事業

開発・資産管理事業は、組合員が土地を手放すことなく、土地の農業的利用や都市的利用を実現し、農と住の調和したまちづくりを目指すさまざまな事業をJAのリーダーシップで順次展開していくものです。
旅行事業

(株)農協観光の旅行業の代理店として、組合員はもちろん地域住民のみなさんに対する国内旅行、海外旅行の企画、(株)農協観光主催旅行商品の紹介、斡旋を行っています。
名 称 | 邑楽館林農業協同組合 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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代表者 | 代表理事組合長 江森 富夫 | |||||||||||||||||||||||||||||||
所在地 | 群馬県館林市赤生田町847 | |||||||||||||||||||||||||||||||
電話/FAX | TEL 0276-74-5111(代表) FAX 0276-74-3398 |
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設立 | 平成 21年 3月 1日 | |||||||||||||||||||||||||||||||
出資金 | 29億6,937万円 | |||||||||||||||||||||||||||||||
店舗 |
本所(1室・8部・24課) 支所(18) あぐり(4) 農産物直売所(2) 青果センター等(5) カントリーエレベーター等(6) 農機センター(4) 自動車整備販売店舗(1) ガソリンスタンド(6) JAアシスト(3) 不動産センター(1) |
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組合員 | 17,278人(正組合員 8,432人/准組合員8,846人)<令和元年度末> | |||||||||||||||||||||||||||||||
役員 | 理事35人(うち常勤5人)、監事10人(うち常勤1人) | |||||||||||||||||||||||||||||||
職員 | 391人(男:233人、女158人) | |||||||||||||||||||||||||||||||
事業内容 | 総合農協 | |||||||||||||||||||||||||||||||
事業実績 <令和元年度末> |
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ディスクロージャー誌 |
JA邑楽館林CM 生産者編
